ゴルフ中継やレッスン記事でよく聞く「ガードバンカー」という言葉。
実はこれ、英語圏ではあまり通じない日本独自の用語です。
本記事では、ガードバンカーの意味・由来・英語での言い方、そして攻略のためのヒントを解説します。
ガードバンカーの意味
ガードバンカーとは、グリーン周辺に配置されたバンカーのことで、主にピンへの直接的なショットを妨げる役割を持っています。
グリーンを「守る(guard)」ように配置されていることから、この名がつきました。
海外ではこの表現は使われず、代わりに以下のような言い方をします。
- Greenside bunker(グリーン横のバンカー)
- Front bunker(グリーン正面のバンカー)
つまり「ガードバンカー」は完全な和製英語。海外ラウンドで使っても、現地スタッフやプレーヤーには通じにくい言葉です。
ガードバンカーの特徴
- グリーンを囲むように配置され、ピンを直接狙うショットを防ぐ
- 乗せるには高い弾道やスピンの効いたアプローチが必要
- 手前にあると距離感や高さのコントロールが難しくなる
- バンカーが苦手なゴルファーにとっては心理的プレッシャーが大きい
特にグリーン手前のガードバンカーは、距離を残してしまうと「バンカー越えの寄せ」という難しい状況を生み、スコアを崩す原因になります。
バンカー攻略のポイント
1. 高いロフトのクラブを使う
SW(サンドウェッジ)やLW(ロブウェッジ)など、ロフト角の大きいクラブで高さを出します。
2. フェースを開き、ボールの手前の砂を取る
フェースを開くことでバウンスを活かし、ボールをふわりと上げやすくなります。
3. 腰から腰のコンパクトスイング
大きく振るとトップやダフリの原因になるため、一定のリズムを意識します。
4. バンカー越えのアプローチは転がしを封印
転がしはバンカーに捕まる危険があるため、高さを優先するショットが有効です。
和製英語としての面白さ
日本のゴルフ文化は、戦後に米軍コースを経由して広まりましたが、その過程で独自の和製英語が数多く誕生しました。
「ガードバンカー」もその一つで、日本のゴルフ雑誌やレッスン番組によって全国に広がりました。
こうした言葉を知っておくと、日本人同士の会話では便利ですが、海外ゴルフでは別の言い回しを使う必要があります。
海外ゴルフで役立つ関連フレーズ
- It’s in the greenside bunker.(グリーンサイドバンカーに入った)
- Watch out for the front bunker.(手前のバンカーに注意)
- You need to carry the bunker.(バンカーを越える必要がある)
アフィリエイト導線例(バンカー練習グッズ)
もしバンカーが苦手なら、室内や庭でも練習できる専用グッズがおすすめです。
まとめ
ガードバンカーとは、グリーン周辺に配置された守備的役割のバンカーで、日本独自の和製英語です。
英語では「Greenside bunker」や「Front bunker」と表現されます。
和製英語としての面白さを知ると同時に、海外や外国人とのラウンドでは本場の表現を使えるようにしておくと安心です。
そして、攻略のカギは高さとスピン。練習と準備で、苦手意識を減らしていきましょう。