日本のゴルフ場はなぜ「昼食休憩」があるのか? ── 海外との比較と飲酒マナーの境界線

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──スコア重視か、エンジョイか。目的に応じた「大人の線引き」を考える

日本のゴルフ場では、ハーフを終えたあとに昼食休憩をとるのが一般的です。さらに、その席でビールやハイボールを一杯……という光景も珍しくありません。

しかし世界に目を向けると、18ホールを続けて回る「スループレー」が常識であり、プレー中の飲酒はほとんど見られません。初めて日本を訪れた海外ゴルファーは、「なぜスポーツの途中で食事をし、お酒を飲むのか?」と驚きを隠せないといいます。

今回は、日本独自のゴルフ文化の背景をひもとき、スコア重視派とエンジョイ派それぞれの視点、そしてマナーの境界線について考察します。

目次

日本独自の「昼食休憩」と飲酒の背景

本場スコットランドや米国では、18ホールを通して回るのが一般的です。スコットランドの友人は、日本のスタイルを見て「まるでピクニックのようだ」と驚いていました。

日本でこの形が定着したのは、ゴルフ場が社交の場としての側面を強く持っているからです。昼食休憩は単なる栄養補給ではなく、同伴者との親睦を深める大切な時間として機能しています。

ラウンド中の飲酒に賛否がある理由

● エンジョイ派:文化としての楽しみ 「ゴルフは一日がかりの小旅行。地元の食事やお酒も体験の一部」と捉える層です。節度ある飲酒は会話を弾ませ、後半戦のリラックス効果に繋がると考えられています。

● スコア重視派:集中力と安全を優先 「スポーツ中の飲酒は、末梢の感覚を鈍らせる」と考える層です。形成外科専門医の視点で見ても、アルコールは平衡感覚や微細な筋コントロールに影響を与えます。100切りを目指す勝負どころの日は、集中力を維持するために「ノンアルコール」が賢明な選択となります。

プロとアマで分かれた「飲酒の影響」
プロとアマ各1名による「2日間の飲酒比較実験」をの報告があります。その結果、プロは「アプローチの繊細な距離感が著しく悪化した」と証言。ミリ単位でショットを設計するプロにとって、わずかなアルコールも致命的であることが判明しました。 対してアマは「大きな変化は感じない」という結果に。これは影響がないのではなく、プロほどの極限の精度でプレーしていないため、感覚のズレを自覚しにくいという解釈が妥当でしょう。

【厳守】法とマナーの両立

実験結果に関わらず、飲酒運転は絶対のタブーです。一杯でも飲んだら帰路の運転はせず、代行や送迎バスを利用すること。紳士のスポーツとして、法を犯さない「大人の嗜み」が前提です。

スコットランドとの比較と「マナーの境界線」

お酒が絶対悪というわけではありません。本場スコットランドでも、極寒の季節には防寒のために少量のウイスキーを嗜む光景があります。しかし、それはあくまで「嗜み」の範囲。

文化としての飲酒と、マナー違反の境界線は「量」と「周囲への配慮」にあります。プレーの進行を遅らせたり、言動が荒くなったりすることは、どの国のゴルフ文化でも最大のタブーです。

筆者の結論:目的に合わせて「線引き」をする

私は、スコアを追求する真剣なラウンドではノンアルコール、仲間との親睦が主目的の日は軽い一杯、と明確に線引きをしています。特に後半は、パッティングなどの繊細なショートゲームがスコアを左右します。100切りの壁に挑む日は、飲まない選択をすることが望むプレーへの近道です。

節度ある大人のためのチェックリスト

  • 量の管理: 後半の体調や気温を考慮し、ビールなら中瓶1本相当まで。
  • タイミング: 飲酒は昼食時のみ。ホール間の追加はマナー違反。
  • 安全確保: 雨天や傾斜のきついコースでは、転倒リスク回避のため禁酒。
  • 同伴者への配慮: 競技志向のメンバーがいる場合は、場の空気を読みノンアルコールへ。

まとめ ── 文化を尊重し、節度を保つ

日本の「昼食休憩とお酒」は、世界でも稀な、おもてなしの心が生んだ独特の文化です。 スコアを狙う日はストイックに、楽しむ日は節度を持って。
目的に応じて自らを律することができれば、ゴルフというスポーツの幅はさらに広がります。
周囲への敬意と安全を最優先に、清々しい気持ちで後半のティーグラウンドへ向かいましょう。

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