──中部銀次郎の思考に学ぶ「心のゴルフ」
目次
ドライバーよりも、アプローチが100切りの近道
100切りを目指すなら、まず見直すべきはドライバーでもアイアンでもなく、アプローチです。
中部銀次郎氏は、著書『ゴルフ 心のゲームを制する思考』(本條強・著)の中でこう語っています。
「アプローチが上達すると、ゴルフそのものの考え方が変わってくる」
多くのアマチュアは、グリーン周りで1打、2打をムダにしていることに気づいていません。
- 寄せきれず3パット
- バンカー前でトップしてグリーンオーバー
- ダフってショートし、再びアプローチ
これらはすべて、スコア直結の“20ヤード以内の世界で起きています。
アプローチは「心を映すプレー」
中部氏はこうも語ります。
「アプローチはショットと違って、迷いが出やすい。心が乱れれば距離も方向も合わなくなる。だからこそ“自分の心と向き合う力”が問われる」
- 1ピンに寄らなくても焦らない心
- ダフっても次で寄せる冷静さ
- 他人のミスを笑わないやさしさ
アプローチが安定している人は、プレー全体に落ち着きがあります。
これは単なる技術ではなく、心の持ち方がスコアに表れている証拠です。
アプローチが上手くなると、ショット全体が安定する理由
アプローチには、ゴルフの基本がすべて詰まっています。
- 距離感を養う → フルショットの間合いが整う
- 打点を意識する → スイング軌道が安定
- 弱く打つ → 力みが抜け、全体のテンポが良くなる
中部銀次郎の哲学「強く打つな、やさしく打て」は、アプローチだけでなく、ドライバーやアイアンにも効果をもたらします。
100切りゴルファーにおすすめのアプローチ練習法
- 30〜50ヤードの距離感練習
→ アプローチ練習ネット で自宅でも再現可能 - 10〜20ヤードのランニングアプローチ
→ チッピング専用マット で打点と転がりを確認 - パター感覚のアプローチ
→ 低速タイプのパターマット を使い、インパクトの強さを一定に保つ練習
これらの道具を使えば、練習場に行けない日も短時間で“寄せる力”が身に付きます。
まとめ|心を整え、スコアを整える
アプローチはスコアを作る技術であると同時に、ゴルフの品格を整えるプレーです。
中部銀次郎の思考はこう教えてくれます。
- アプローチの上達こそ、100切りの最短ルート
- 心が整えば、技術は自然とついてくる
- ゴルフは「己との対話」であり、寄せの一打はその鏡
次のラウンドでは、「アプローチは心を映す鏡だ」と意識してみてください。
1打1打をやさしく丁寧に――その積み重ねが、確実にスコアを変えます。
📚 参考書籍
『ゴルフ 心のゲームを制する思考』(本條強・著)
中部銀次郎のゴルフ哲学と具体的な考え方を知りたい方におすすめです。
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