アイアンが苦手でも90台を狙う方法|フェアウェイウッド活用とショートゲーム強化

アイアンが苦手でも90切りを狙えるフェアウェイウッド活用法

「7番アイアンがどうしても当たらない」「ユーティリティは打てばスライスばかり」――そんな悩みを持つゴルファーは多いはずです。
実は私も同じでした。練習場ではなんとか形になるものの、コースに出るとアイアンはトップやダフリ、ユーティリティは右に大きく曲がってしまう…。その結果、スコアは90台後半から100前後を行ったり来たりしていました。

ところが、発想を変えて得意なフェアウェイウッドを中心にしたセッティングに切り替え、さらにショートゲームを磨いた結果、安定して90台を切れるようになりました。
本記事では、私の体験とゴルフ書籍から学んだ知識をもとに、「アイアンが苦手でも90台を狙える」実践的な方法を解説します。

目次

なぜ「得意を活かす」ことが90切りの近道なのか

多くのレッスン本では「7番アイアンを基礎にせよ」「ユーティリティを打ちこなせ」と書かれています。
しかし実際のラウンドで苦手クラブを無理に振れば、大叩きの原因になるだけです。90切りを目指す段階なら、「苦手を克服する」より「得意を伸ばす」ことが圧倒的に効果的です。

フェアウェイウッドはアマチュアの強い味方

私の場合、フェアウェイウッドのほうが断然得意でした。そこでセッティングを見直し、こうした「FW階段」を作りました。

  • 4W → 約180ヤード
  • 7W → 約170ヤード
  • 9W → 約160ヤード
  • 11W → 約150ヤード

多くの有名プロゴルファーは、9番ウッドの下の番手としてユーティリティをセッティングしています。
私もその流れに倣って、かつてはユーティリティを2本入れていた時期がありました。
ところが、いざ使ってみるとどうしても安定せず、ミスが増えてスコアメイクに役立ちませんでした。

そんな時に出会ったのが「11番ウッド」です。
最初は「こんなクラブを入れて大丈夫だろうか」と半信半疑でしたが、実際に打ってみるとユーティリティよりも断然やさしく、しっかりと高さが出てグリーンを狙いやすいことに驚きました。
それ以来、私のセッティングからユーティリティは姿を消し、代わりに11番ウッドが大きな戦力になっています。

さらに、もう1本同じ11番ウッドを購入し、今度はそのシャフトを短めにカットして使うようにしました。
この工夫によって、これまで苦手だったユーティリティの距離帯をカバーできるようになり、結果的にフェアウェイウッドだけで「距離の階段」を作ることができました。

90切りに必要なショートゲームの考え方

100切りや90切りを目指すとき、ドライバーやセカンドショットにばかり目が行きがちですが、実はスコアの分かれ目は100ヤード以内にあります。

ウェッジはシンプルに使い分ける

私は50度と56度をメインにしています。
50度でピッチショット、ランニングアプローチ、ロブショットまでほぼ対応。56度はバンカー専用に割り切り、迷わないようにしました。
クラブを使い分けすぎず、シンプルにすることでアプローチの精度が上がり、寄せワンが増えていきます。

パットは「3パットを2回以内」に抑える

かつての私は40パット前後が普通でした。
しかし「1ラウンドで3パットを2回以内」というルールを自分に課しただけで、34〜35パットに収まるようになりました。
特に1〜2mのショートパット練習を繰り返すことが、スコアを劇的に改善させます。

マネジメントで大叩きを防ぐ

90台を目指すうえで一番避けたいのは「OBや池でのトリプルボギー」です。
狭いホールではドライバーを持たず、7Wや9Wでティーショットを打つようにしました。
飛距離は少し犠牲になりますが、OBを防げばスコアは大きく崩れません。
結果として80台〜90台前半を安定して出せるようになったのです。

参考になった書籍と練習器具

私が実際に読んで役立った書籍の一部を紹介します。

また、自宅練習には次のアイテムが効果的でした。

まとめ|アイアンが苦手でも90台は狙える

ゴルフは「苦手を克服する」よりも、「得意を伸ばす」方がスコアに直結します
アイアンやユーティリティが苦手でも、フェアウェイウッドを中心に距離を刻み、100ヤード以内とパットを磨けば90台は十分に狙えます。
そしてその先には、80台や70台も見えてきます。

ぜひ自分の得意クラブを武器にして、次のラウンドで“100切り”を実現してください。

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