2025年、JLPGA最終プロテストを15アンダーという異次元のスコアでトップ合格した伊藤愛華(いとう あいか)選手。2026年シーズン、明治安田の所属選手としてレギュラーツアーにフル参戦する彼女は、今最も「音」と「結果」が注目されるルーキーです
一見、プロの世界はアマチュアには遠い話に思えますが、彼女の「クラブセッティング」と「ゴルフへの向き合い方」には、100切りの壁に悩むゴルファーが学ぶべきヒントが詰まっています。
今回は伊藤選手の武器を徹底解剖し、私たちのスコアアップに繋がる極意を探ります。
1. 100切りへの極意:道具を「直感」と「役割」で選ぶ
多くの100切りゴルファーが陥る罠が「スペック過信」です。しかし、伊藤選手のギア選びの基準は一貫して「直感」と「音」にあります。
ドライバー:攻撃的な弾道を生む「BX1 LS」
- ヘッド: ブリヂストン BX1 LS(9.0度)
- シャフト: グラファイトデザイン Tour AD FI(5S)
平均飛距離250ヤードを誇る彼女が選んだのは、低スピンモデルの「LS」。
【100切りの学び】 彼女は「新製品だから替えるのではなく、振った直感で選ぶ」と断言します。また、ミスをクラブのせいにせず「自分のスイングが原因」と捉える潔さがあります。道具を信頼し、自分のスイングの指標にする。この「道具との信頼関係」こそ、ショットを安定させる第一歩です。
FW & UT:BX1ST シリーズ:操作性と安心感の「BX1ST」
- ブリヂストン BX1ST(3番15度、5番18度)
シャフト: Tour AD UB(5S) - ブリヂストン BX1ST HY(3番19度、4番22度)
トゥルーテンパー スチールファイバー i70(硬さS)
【100切りの学び】 ドライバーが飛距離重視なのに対し、FWは安定感のある「ST(スタンダード)」モデルを選択しています。100切りに必要なのは「飛ばす」こと以上に「大怪我をしない」こと。彼女のように、番手ごとに「飛距離」か「安定」か、明確な役割を持たせることがマネジメントを楽にします。
2. アイアンの革命:スチールファイバー i70が教える「軽硬」の正解
241CB アイアン(6番~PW)
トゥルーテンパー スチールファイバー i70 CW(硬さS)
BITING SPIN ウェッジ(50度、54度、58度)
トゥルーテンパー スチールファイバー ウェッジシャフト
100切りを目指す際、アイアン選びはスコアに直結します。伊藤選手がUTからアイアン、ウェッジまで統一して採用しているのが「スチールファイバー i70」です。
なぜ「カーボン複合シャフト」なのか?
スチールファイバーは、カーボンの「上がりやすさ」とスチールの「方向性」を両立したハイブリッド素材です。
- i70(70g台)の選択: 彼女はあえて軽量な70g台を選んでいます。これは年間を通じた疲労軽減だけでなく、「後半でも振り遅れない」ための戦略です。
【100切りの学び】 「重すぎるスチールシャフト」で後半に力尽き、ダフリやトップを連発していませんか? 現代の女子プロがこぞって選ぶ「軽くて強い(軽硬)」シャフトは、100切りを目指すアマチュアにとっての「新常識」です。全番手を同じ振り心地で揃える彼女の徹底ぶりは、ミスを減らす最強の対策と言えます。
3. メンタルと技術の融合:「脱・バンザイ」と「ゴルフノート
伊藤選手の強さは、高校入学時から取り組んできた「メンタルトレーニング」と、日々の「言語化」に裏打ちされています。
「なるようになる」を「自分はなる」へ
プロテスト前、不安に襲われた彼女を変えたのは、「プロになる人は(運命的に)なる」という考え方でした。これをポジティブに捉え、自信に変えたことがトップ合格を手繰り寄せました。
1ラウンドでノート2ページを埋める反省
師事する重田栄作コーチの指導もあり、彼女は毎試合後、できたこと・できなかったことを細かくノートに記録します。
【100切りの学び】 スコアカードに数字を書くだけで終わっていませんか? 「なぜそのミスが起きたか」を1つでも言語化する習慣が、独りよがりのスイングからの脱却を助けます。彼女のスイング課題である「脱・バンザイ(フィニッシュで腕を高く上げすぎない)」のように、具体的なチェックポイントを持つことが上達の近道です。
【参考】 私が実践している『スコアカードを2枚使う100切りメソッド』は、単なる数字だけでなく、自分のミスを客観的に記録することで、上達の最短ルートを導き出します。
4. 100人を率いた「姉さん」の責任感と素顔
埼玉栄高ゴルフ部で100人の部員をまとめたキャプテン経験は、彼女に「一番上手くないといけない」という強烈なモチベーションを与えました。後輩から「姉さん」と慕われる彼女のリーダーシップは、ツアーという厳しい勝負の世界でも大きな武器になるでしょう。
一方で、素顔はポルノグラフィティを熱唱し、お母さんのロールキャベツを愛する18歳の女子高校生。この「オンとオフのギャップ」が、多くのファンを惹きつける魅力です。
5. 結論:100切りゴルファーが伊藤愛華から盗むべき「極意」
伊藤愛華選手のセッティングとエピソードから学ぶ「100切りの極意」をまとめます。
- 「音」と「直感」を信じる: スペック数値に振り回されず、自分が心地よいと感じる打感・打音のクラブを選ぶこと。
- シャフトの「軽量化」を恐れない: 最新の複合素材(スチールファイバー等)を活用し、18ホール振り切れる重量設定にする。
- 「ノート」でミスを可視化する: 感情で打つのではなく、データと記録で自分のゴルフを客観視する。
2026年3月、高校の卒業式を欠席してまで挑む開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」。沖縄の空に彼女が放つ「ブリヂストンの快音」は、新しい時代の幕開けを告げるでしょう。
100切りを目指す皆さんも、ぜひ彼女の「低く長いフィニッシュ」と「こだわりの14本」に注目して、自身のゴルフをアップデートしてみてください。
アイアンが重くて後半にミスが出る方は、伊藤選手も愛用する『スチールファイバー』へのリシャフトがおすすめ。
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