100切りの壁は「150ヤード」にある
多くの100切りを目指すアマチュアが陥る罠があります。それは「アイアンへの過信」です。練習場で7番アイアンが完璧に打てたとしても、コースのラフや傾斜地から、同じ高さと精度でグリーンに止めるのは至難の業。
ここで参考にしたいのが、2025年にプロテスト合格を果たした鳴川愛里プロのセッティングです。彼女は、かつての「飛ばしたい」「アイアンで狙いたい」という固定観念を捨て、「いかに楽に球を上げるか」に全振りすることで、パーオン率を20%向上させました。
1Wのロフト12度がもたらす「安定したドロー」
鳴川プロのドライバーは、ロフト角12度の『ピンG440 MAX』。女子プロとしては異例のハイロフトです。
100切り前後のゴルファーの多くは、ロフト9度や10.5度を使い、球が上がらずにスライスしたり、無理に上げようとしてスイングを崩したりしています。
- 極意1:ロフトは「最大」を味方にする ロフトが多いほどサイドスピンは減り、直進性が増します。「12度」という選択は、スイングを変えずに「勝手に球が上がる」安心感を生み、それが結果として大きなミスを防ぐ最短ルートになるのです。
「7番アイアン」を抜く勇気:7Uの衝撃
このセッティングで最も注目すべきは、「アイアンは8番から」という構成です。5番、6番はおろか、アマチュアの主力である7番アイアンすら抜いて、代わりに7番ユーティリティ(7U・34度)を投入しています。
鳴川プロは語ります。「アイアンだとグリーンが硬いと止まりませんが、7Uだと高さを出せるので上から落として止まる」と。
- 極意2:150ヤードを「線」ではなく「点」で狙う
100切りに必要なのは、150ヤード前後で大ミスをしないことです。ロングアイアンやミドルアイアンは、ミート率が低いだけでなく、弾道が低くなりやすいため、グリーン手前で止まったり奥へこぼれたりします。
7Uや9W(ショートウッド)なら、少々芯を外しても高い弾道が確保され、グリーンに「止まる」球が打てます。150ヤードを「点」で狙える武器を持つことが、ダブルボギーをボギーに、ボギーをパーに変える鍵となります。
ウッド3本、UT3本の「厚い中盤」がスコアを支える
鳴川プロは4W、7W、9Wのウッド3本に、5U、6U、7UのUT3本を組み込んでいます。いわば「中盤の要」をすべて、ミスに強いヘッドの大きなクラブで固めているのです。
「3番ウッド(3W)を使っても、コースで使う場面がほとんどなかった」という彼女の言葉は、100切りゴルファーにも突き刺さります。当たれば飛ぶけれど成功率が2割の3Wよりも、8割の確率で200ヤード近く運べる4Wや7Wの方が、はるかにスコアに貢献します。
結論:道具にスイングを合わせるな、道具に仕事をさせろ
鳴川プロが8度目の挑戦でプロテストに合格した最大の要因は、「自分のスイングをクラブに合わせる」のではなく、「自分の理想の弾道をクラブに作らせる」という考え方の転換でした。
- ドライバーは12度でキャリーを最大化する
- 3Wを捨て、5番〜7番アイアンをUTに置き換える
- 「高い球」を打つ苦労を、技術ではなく「ロフト」で解決する
鳴川プロの「見栄を張らない」14本を、私たちのゴルフにどう活かすべきか整理しました。
ドライバー (1W)ピン G440 MAX (12度)ロフト12度が鍵! 球を上げようとせず、勝手に上がる安心感がスライスを減らします。
フェアウェイウッドピン G440 MAX 3wはすてて 4Wと9Wを。重い芝やラフからでも、高弾道で距離を稼げます。
ユーティリティ (UT)ピン G440 (5U/6U/7U)「7番アイアン」の代わりが7U。 150ヤードを「点」で狙えるようになり、パーオン率が激変します。
アイアン (8I〜PW)ヨネックス EZONE CB501アイアンは8番から。 苦手なミドルアイアンを抜く勇気が、大叩きを未然に防ぎます。
ウェッジタイトリスト ボーケイSM1050/54/58度の3本構成。グリーン周りのバリエーションを増やして寄せワンを狙います。
パターホワイトホット OG 2ボール安心感のあるマレット型。ミスヒットに強く、ショートパットの精度が上がります。
ボールタイトリスト プロV1
