スループレーと昼食休憩、ゴルフにどんな違いがある?

スループレー

──プロとアマの実体験から見えたもの

ゴルフには「流れが大切」とよく言われます。調子がいいときは、その流れに乗って良いスコアを維持しやすい。逆に一度リズムを崩すと、取り戻すのが難しくなる。多くのゴルファーがそんな経験をしているのではないでしょうか。

日本のゴルフ場では、ハーフを終えた後にレストランで昼食をとり、後半の9ホールへと向かう「休憩あり」のスタイルが主流です。
一方、近年ではスループレー(休憩なしで18ホールを一気に回るスタイル)を取り入れるゴルフ場も増えてきました。

今回は、プロとアマチュアが1日に2ラウンド(計36ホール)を体験した中で、「スループレー」と「昼食休憩ありプレー」でどんな違いが生まれたのかをご紹介します。


目次

プロとアマ、同じ条件で2ラウンド

ある日、プロゴルファーとアマチュアゴルファーの2人で、同じコースを2ラウンドプレーする機会がありました。

  • 午前:スループレー(18ホール連続プレー)
  • 午後:日本式の昼食休憩を挟んだプレー

コース、時間帯、プレーヤーのコンディションなど、ほとんど条件は同じです。にもかかわらず、午後のラウンドではある変化が起こりました。


アマは変化なし、プロはアプローチにズレ?

ラウンド終了後、両者に感想を聞いたところ、アマチュアは「特に違和感なく、両方とも同じようにプレーできた」とのこと。

一方、プロは「午後のラウンドで、アプローチショットの距離感にズレを感じた」と話していました。

ピッチ&ランや、柔らかいロブショットなど、繊細なショットで微妙なタイミングの狂いがあったといいます。本人も「リズムが乱れたとはっきりわかる」と語っていたのが印象的でした。


昼食休憩で“身体の状態”が変化する?

プロ曰く、「途中で昼食休憩を取ると、身体の内部が一度クールダウンしてしまう」のだそうです。

食事をとることで血流が内臓に集まり、感覚が鈍ることがある。さらに、ウォームアップで温まった筋肉の“張り”やリズム感が、休憩によって抜け落ちてしまう可能性があるとのこと。

このような微細な変化は、スコアを競うレベルでは見逃せない要素になります。


どちらが良い?──スルーか休憩ありか

もちろん、この変化は万人に当てはまるわけではありません。

アマチュアの中には、「休憩後にリセットされて後半の調子が上がる」という方も多くいます。体力や集中力の回復に役立つこともあるでしょう。

ただ、ショートゲームにこだわりたい方や、集中力を持続させたい方にとっては、スループレーの方がリズムを保ちやすいという選択肢も考えられます。

最近では、スループレー可能なコースも増えています。自分のスタイルや体調、目的に合わせて選ぶことが、スコアアップの近道になるかもしれません。


まとめ:ゴルフは、流れと感覚のスポーツ

今回の体験を通じて感じたのは、「同じ人間でも、プレースタイルによってパフォーマンスは変わる」ということ。

途中の昼食、ウォームアップの継続、集中の維持……
どれも一見些細なことのようですが、スコアに直結するほどの影響を及ぼす場合もあります。

次にラウンドするときは、「スルーで回ってみるとどうか?」「昼食を軽めにしてみるとどうか?」など、小さな変化を意識してみるのも良いかもしれません。


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